台風接近!グアム在住ママの停電・断水への対策 

グアム情報

Hafa Adai! 南国グアムから、日々の子育てや島暮らしをお届けしている『南の島の羅針盤』です。

青い海と青い空が魅力のグアム。でも、島で暮らしていると、自然の美しさだけでなく、その力の大きさを感じることもあります。

グアムは一年を通して暖かく、美しい海や豊かな自然に囲まれた島です。 一方で、台風や嵐の影響を直に受けることもあり、強風や大雨だけでなく、停電や断水、公共施設の閉鎖や学校の休校など、普段の生活にも影響が出ることが多々あります。

グアム在住6年目、3年前の2023年にグアムに甚大な被害をもたらした台風マーワーも経験しました。高台にある空港も、浸水と降り注いだ窓ガラスなどのため営業できず、滑走路も台風のせいですぐには使えず、まさに孤立状態。日本に逃げ帰ることもすぐにはできませんでした。

島内のほぼ中心にある我が家でも、停電は1か月以上続き、断水も数週間におよびました。インスタやフェイスブックで、給水車の情報が入れば駆けつけ行列に並び、島内の小さなコンビニでアイス(氷の袋詰め)が売り出されたと聞けば、友達やご近所さんと手分けして並んだり、あの手この手でまさにサバイバル生活のような毎日でした…。

現在、グアムには台風チャンピ(Champi)が接近しています。 今回は、台風に備えて実際に私たち家族が準備したことを紹介します。特に子どもがいる家庭では、食料や飲料水の確保、停電への備えなど、早めの準備が大切です。

その経験を踏まえ、グアムで子育てをする母親の視点から、台風が接近するときに、私が実際に準備したことをまとめました。グアムで子育てをする家庭のリアルな備えが、これからグアムで暮らす方や、旅行を予定している方の参考になればうれしいです。

※この記事は2026年10月16日の準備と発表情報をもとにしています。台風の進路や警報は変化するため、最新情報は記事末尾の公式サイトをご確認ください。

食料と非常用品を確保

今回、まず取りかかったのが食料と非常用品の確保です。 グアム内のスーパーを5〜6か所回り、食料品やカップ麺などの非常食を購入しました。私が回ったスーパーは、ドンキ、ペイレス(マイクロネシア店)、コストユーレス(デデド店)、ハッピーマート(タムニン店)、アメリカングロッサリー(デデド店)です。それぞれのお店で品揃えや価格が違うので、普段の数日分の買い物時は気にならなくても、箱買いとなれば大きく違うので、時間に余裕があったこともあり、色々なスーパーを回りました。

台風の規模や被害によっては、数日間から数週間、店舗が営業を休止したり、物流に影響が出たりする可能性があります。そのため我が家では、普段食べ慣れているものを含め、最低でも1週間ほどの食事をどう確保するかを台風接近時には考えておくようにしています。

年季の入ったカセットコンロ。グアムでの必需品

今回、食料と一緒に準備したのが、カセットコンロ用のガスボンベです。箱単位で購入し、停電で調理器具が使えなくなった場合にも備えました。

ただし、カセットコンロは換気や使用方法に注意が必要です。屋内で使用する場合は製品の説明書に従い、密閉空間や狭い場所では使用しないようにしましょう。

また、ガスボンベも熱や直射日光を避け、メーカーの指示に従って安全に保管します。 台風への備えでは、食料を買うだけでなく、停電したときに何を使って、どう調理するかまでを考えておくことが大切だと感じました。

 

飲み水の確保とガソリン満タン

食料と同じくらい大切なのが飲料水の確保です。 今回は、スーパーで500mlのペットボトルをケース買いするだけでなく、水屋さんにも行って、5ガロン(約19L)のウォーターサーバー用のボトルを5本満タンにしました。停電が長引くと、水道の供給にも影響が出る可能性があります。

5ガロンの水タンク。この下にもあと2本…

もともとグアムの水道水は、カルシウムやマグネシウムを多く含む「超硬水」のため、普段からウォーターサーバー用のガロンボトルを2~3本は常備しているのですが、台風時には家族の人数や必要量を考えて、飲料水は多めに準備しておきたいものです。

そして、もうひとつ準備したのが車のガソリンです。 台風がもっと接近して外出禁止令(COR1)が発令する前に、車のガソリンを満タンにしました。停電や道路の状況によっては、ガソリンスタンドが利用できなくなる可能性もあるためです。

さらに、今回は車を一台、屋根付きの駐車場に移動させました。 もちろん、屋根付きの場所なら必ず安全というわけではありません。駐車場自体の構造や周囲の状況も考える必要がありますが、事前に車の置き場所を見直すことも、今回の準備のひとつでした。 

現金の準備

今回の台風への備えで、もうひとつ忘れずに準備したのが現金です。 実は、3年前の台風を経験したとき、停電などの影響でクレジットカードが使えないお店が続出しました。

普段はクレジットカードで支払うことが多くても、停電や通信障害が起きると、いつものように決済できるとは限りません。 食料や水を確保できても、支払いができなければ困ってしまいます。

外出禁止令(COR1)が発令される約2時間前のマイクロネシアモール。ATMには4~5組が並んでいました

その経験があるからこそ、今回は台風が接近する前に、現金を引き出しておくことも大切な準備のひとつだと考えました。 災害時にはATM自体が使えなくなったり、現金を引き出すのが難しくなったりする可能性もあります。

グアムに台風が近づいているときは、必ずATMなどで現金も忘れずに準備しておきましょう。

停電と断水に備えよう

食料や飲料水を確保したら、次は家の中の準備です。 今回も冷蔵・冷凍している食品をできるだけ食べ切るようにしました。停電すると冷蔵庫や冷凍庫が使えなくなり、食品の保存状態が心配になるためです。

台風が来る前に、傷みやすい食品から優先して使っておくと、食品ロスを減らすことにもつながります。 停電中は冷蔵庫の扉をできるだけ開けず、電気が戻った後も、食品の安全性が確認できない場合は食べないようにしましょう。

そして毎回大切なことは、断水時の生活用水(飲料水以外)の確保です。 我が家にはシャワールームが2つあるので、そのうちの1つに大きな衣装ケースを2つ置き、断水したときにトイレなどで使うための水を貯めました。

水が漏れないように、バスタブに衣装ケースを入れて水を張った写真

飲み水とは別に、生活用水を準備しておくという考え方です。 断水したとき、飲料水だけを確保していても、生活の中で困ることがあります。

ちなみに、3年前に超大型台風が直撃して停電と断水が続いた時は、1週間以上シャワーも浴びれず、アトピー&喘息持ちの娘が感染症になり、日本に避難するするための飛行機の中で意識を失い、日本の空港に着陸したと同時に、担架で運ばれたり大変でした。。

COR2の発令で学校や公共施設も閉鎖に

2026年10月16日午後1時、グアムではCOR2(Condition of Readiness 2)が発令されました。 CORは、台風などの危険な気象状況に備えるための警戒態勢です。 COR2が発令されると、公立学校や裁判所などの公共施設も知事命令で閉鎖となり、普段どおりの生活や予定を続けることが難しくなります。

  • COR1:12時間以内に暴風域に入る見込み(外出禁止)
  • COR2:24時間以内に暴風域に入る見込み(窓のシャッターを閉める、飲料水・食糧の確保、シェルターへの避難等を実施)
  • COR3:48時間以内に暴風域に入る見込み(ガソリン、生活必需品の確保等を実施)
  • COR4:通常の状態

学校や公共施設の運営状況は、台風の状況によって刻々と変わります。子どもさんのいるご家庭では、保育園や学校からのEメールや、携帯のグループチャットなどを頻繁に確認し、急なお迎え要請などに対して、臨機応変に対応できるようにしておくことも大切です。

また、警戒態勢が引き上げられたあとは、買い物や移動が難しくなることも考えられます。必要な準備は、できるだけ早い段階で済ませておきたいですね。 

南の島で暮らすからこそ、災害への備えも大切に

今回の台風への準備では、スーパーを何軒も回って食料を確保し、飲料水を買い、ガソリンを満タンにして、家の中の停電・断水対策も進めました。 振り返ってみると、食料を準備するだけではなく、調理、トイレ、車、家族の生活など、考えておきたいことはたくさんあります。

南の島での暮らしには、美しい海や自然に囲まれた魅力があります。でも、自然の力が生活に大きく影響することも忘れてはいけません。

台風が接近してから慌てないために、普段から家庭に必要なものを確認しておくこと。そして、警報や政府からの案内を確認し、安全を第一に行動すること。 今回の記事が、グアムで暮らす方や、これからグアムを訪れる方の備えを考えるきっかけになればうれしいです。 どうか皆さんも、安全を第一にお過ごしください。

台風の進路、警報、学校や公共施設の運営状況は変化します。必ず最新の公式発表をご確認ください。

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